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電子書籍では、ターゲットを「理想のお客様層」に絞ることができる
コラムでも繰り返しお伝えしてきましたが、
出版もビジネスも、最初にゴールを決めることが大切です。
とはいえ、紙の書籍の場合、
本が売れなければ収益も上がらないため、
出版社はより多くの人に届くことを重視する傾向があります。
そのため、著者の本命商品と本の内容に
ずれが生じてしまうケースも多々あるのです。
たとえば、とくに専門性の高いビジネスをしている場合、
著者の本命商品に特化した読者を設定すると、
該当者が少なすぎて、売れる本の冊数が
かなり限られるという現象が起こります。
わたしたちが出版プロデュースした、
筆ペンでアートのような文字を書けるメソッドを
伝えている著者の例をあげます。
紙の本の出版時には、読者層を広げるために、
「ボールペンによる『ペン字』の書き方」の項目を加えていました。
紙の本には、多くの人に広めていく力があるので、
一般の読者が喜ぶ内容を入れることも戦略のひとつではありますが、
「なんのために出版をするのか」という軸は、
ぶれないように保ちたいものです。
その点では、電子書籍のほうが、
テーマを自由に選択できる利点があります。
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出版をきっかけに、理想のコミュニティをつくろう
電子書籍はネットで検索してもらいやすい、
ということも大きな利点のひとつです。
デジタルを使いこなす若い人たちとつながりやすいため、
ターゲットの年代層を広げることに役立ちます。
先ほどの著者は、電子書籍の出版で新規リストを900件も獲得し、
講演会にも150名が参加するという結果になりました。
続く2冊目では、新たな文字メソッドを紹介し、
良質な顧客リストを獲得。講演会にも、
学ぶ意欲の高い参加者が200名近く集まり、
数十万円の高額講座(本命商品)が驚くほど売れて、
団体に所属する講師たちの活躍にもつながっています。
さらに、普段伝えていても伝えきれない「想い」を
しっかり載せたことで、もともといた生徒さんから、
「先生になりたい」と言う人も増え、
お客様の質もコミュニティメンバーの質も、
ぐんぐん上がっているそうです。
このように、著者の「想い」を込めた書籍には、
人を動かす力があります。
だからこそ、出版でお客様層が上がっていくのです。