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著者の立場を活かして、定期的なリスト獲得のしくみをつくろう
書籍には、著者の人柄があらわれます。
これまでの想いも経験も出し惜しみなく詰め込んだ本を、
一過性のものにするかしないかは、著者次第です。
本(文章)は形に残るものですから、
メルマガのネタにしたり、講座で使用したり、
いろいろな方法で長く活用してください。
そして、出版で得た「著者と読者」の立ち位置を
活かすことができる企画をつくることもおすすめです。
たとえば、「著者フェス」といって、
一緒に出版をした人が集まるイベントや
電子書籍を使用した「グループ勉強会」「個別相談会」などを実施すれば、
「著者」という権威性をより高めることができます。
また、電子書籍ならではのメリットとして、
Kindle出版では3ヵ月に1回ほど
無料キャンペーンを行うことができます。
これを利用して、定期的に
「無料キャンペーン」→「集客イベント」or「顧客リスト獲得」
という流れをつくるのもいいですね。
ぜひ、コンスタントに新しいリストを集め、
グループ読書会・本命商品への誘導ができるしくみをつくり、
本もビジネスも売れる電子書籍出版を叶えましょう。
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著者のポジションをしっかり活用しよう
企業やメディアのトップや担当者には、
「本」から情報収集をしている人が少なくありません。
そういった人ともつながりやすいのが、
出版の強みともいえます。
わたしたちが出版プロデュースした、ある企業研修講師は、
電子書籍で新しくBtoBを開拓するため、
書籍のターゲットをBtoBに絞って制作したことで、
Amazon3部門で1位、
450のリストを獲得することができました。
そして、企業にアプローチに行ったところ、
大きな変化を感じたそうです。
これまで「飛び込みの営業マン」という立ち位置だったので
成約率は散々でしたが、「Amazon3部門で1位」となった事実を伝え、
ペーパーバック(電子書籍を紙の本にしたもの)を名刺代わりに持参すると、
担当者や社長から、その場で研修依頼が入りました。
そのほかにも、次のような変化が起こったといいます。
・地元で最大規模の企業から200冊もの、
ペーパーバックのオーダーが入った
・金融機関のトップが、タイトルを見ただけで
「これを、新入社員全員に配りなさい」とその場で40冊オーダー
・さらに別の金融機関では、
20冊の注文と新入社員研修の依頼が入った
これらに加え、短期間で150万円の企業研修が
0件→7社受注という結果になりました。
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「著者」の看板を得たことで、「営業」と見られなくなった
このような結果につながった理由は、
本を出しているという「著者ポジション」の効果です。
もともと知り合いの人であっても、
書籍の内容やプロフィールを見て、
「〇〇さん、じつはすごい人だったのですね」
と言われるケースは少なくありません。
書籍のプロフィールには、
名刺をはるかに超える情報量があるので、
名刺代わりにペーパーバックを持参すると、
まるで「営業マン」のような役割をしてくれます。
とくに、BtoBのビジネスを展開している人は、
電子書籍のペーパーバック化を活用してみてください。
次回、ペーパーバックについてお伝えしますね。