4つの要素から、出版のゴールを設定する
前回のコラムでは、最初にゴールを決め、逆算して行動することの大切さをお伝えしました。
ゴールを決めるときには、何をベースに考えるかということも重要です。
まず自分の得たい成果から、ゴールを明確にしていきましょう。
わたしたちの電子書籍出版マーケティング講座では、「ポジション・本命講座・リスト獲得・出版記念講演」という4つの要素から出版のゴールを設定しています。
ここでも、4つの要素について、考えていきましょう。
今回は、ひとつ目と2つ目の内容をお伝えします。
1 ポジション
ポジションを考えるときに大事なポイントは大きく3つあります。
①なぜ出版したいのか=ミッション
②出版することでどんなことができるようになりたいのか=ビジョン
③そのときの肩書は何か?
「出版することによってどうなるか」というミッション・ビジョンは、自分のことでも、業界のことでも、その両方でもかまいません。
・「自分」がこんなことをできるようになる
・「業界」をこんなふうに変えて、こんなことができるようにして、喜ぶ人を増やしたい
こういった想いをしっかり打ち出すことで、本を読み、想いや志を知り、あなたを「すごい人だ」と思ってくれた人が、
「講座を受けてみよう。コンサルを受けてみよう」
と申し込んでくれるようになるのです。
ここで「何の専門家なのか」が明確であれば、興味を持ってくれた人が相談しやすくなり、共感を得られやすくなるでしょう。
わたしたちが考えるお客様との理想の関係性は、「お医者さんと患者さん」です。
お客様から信頼され、困ったときには相談を受け、解消する。
そして、それが長く続く関係になるといいですよね。
ぜひ、あなたも、自分の専門分野で「お医者さんポジション」を手に入れていきましょう。
2 本命商品
もうひとつのゴールは、売りたい自分の商品を決め、それを出版によって売れるようにしていくことです。
たとえば、20時間30万円の講座を10本売りたいと決めたら、そこから必要なことを逆算していきます。
このとき、本命商品のターゲットと出版する本を読んでもらいたいターゲットは、同じになるように設定しましょう。
ここが違ってしまうと、
「本を読んだ人に来ていただく」
というストーリーがはじまりません。
また、本命商品の得られる効果、たとえば講座を受講すると何ができるようになり(HAVE)、どのようになるのか(BE)というゴール設定も必要です。
ここも、本を読むと得られることと、一致するように設定しましょう。
このように得たい成果を決め、成功した結果から考えることで、目標はぐんと達成しやすくなるのです。