学びには3つの段階があります。
1.知る
「あー、知っている。知ってる。」
「なんで、こんなこと知らないの?」
と、テレビを見ていて良く思いますよね。
それは、
知識として、知っている。と言うレベルです。
2.分かる
分かるには2段階あります。
ひとつは、「論理的納得」。
1+1=2と言うように、論理的に理屈を納得することです。
二つ目は、「心理的納得」。
「理屈は分かるけど、なんとなく腑に落ちない。」
と言う状況です。
具体的にイメージできない。
感情的に受け入れられない。
と、いう状態ですね。
3.やってみる
これが一番大きな難関です。
いわゆる知識人と言うやつです。
分かっているけど、実際にはやってみない。
「知っている」から「できる気」になっている。
と言うやつです。
受講生をゴールに導くのに一番大切なことは
「知る」→「分かる」→「やってみる」と
実際に行動に移させることです。
それには、
「面白そう。やってみよう!」
「なるほど。やれば得する!」
「そうか。やらないと損をする!」
と言った感情を揺り動かす仕組みが必要です。
本やDVDでは、
「知っている」という知識で終わってしまいます。
セミナーは
単に知識を提供する場ではありません。
講師から、直接学ぶと
「なるほど、そうか。」と気付きをもらいます。
それを仲間と一緒に考え、発表して、評価し合うことによって
腹に落ちてきます。
ここで終わると、
「分かった」ですね。
自宅や職場に戻って
「すぐにやる事と、次回までにやる事。」
これを決め、全員に宣言させる事です。
そして、
その行動を報告する場をSNSで共有する。
次回に
自宅、職場で行動したことを発表させる。
これをカリキュラムの中に組み込めば
「やってみる」環境を作りだすことができます。
「知る」→「分かる」→「やってみる」
これができる講師が求められています。