新・家元制度の仕組みを使い、
ビーズで協会ビジネスを展開していくことを決めました。
一番初めにする事は、
認定講師を作ることでした。
一気に業界NO1になると決めていたので、
1年目の目標は、認定講師を2000名育成するとしました。
2000名募集するためにはどうすればいいか?
やることは3つです。
1.器を作る
認定の資格を発行する団体を作り、
その資格が権威を作りだすこと、
そして、
教材を販売する仕組みを作ることです。
2.教科書を作る
認定講師が教えるためのテキストを作り、
それが業界の標準となるにはどうすればいいか?
3.ブランド化する
ビーズ業界には新規参入です。
まずはカリスマ先生たちを如何に身内にするか?
ビーズメーカー、問屋、販売店の信頼を獲得できるか?
そして、
認定講座が業界標準と認められるには何をすればいいかです。
まずは、
1.認定資格の発行と運営する団体を作るにはどうすればいいか?
認定資格を発行することは簡単です。
しかし、
認定証に信頼性や権威がなければ、
取得したいと思ってもらえません。
私たちはどんな権威づけができるのか模索しました。
①国家資格
②海外の著名なライセンス
③大学、学会の推薦、監修
④公益財団の監修・認定
ビーズに関連する資格で①②③の選択は不可能です。
そこで
④の公益財団の監修・認定を検討してみました。
資格を取る対象者が主婦層でしたから、
教育の代名詞である文部科学省の許可財団に
監修・認定を申請しようと、探しました。
文部科学省許可(財)日本余暇文化振興会に
ビーズの認定資格を発行し、
生涯学習としてホビークラフトの
講師を育成する企画書を提出しました。
そして、
企画案の審査が決まると、
事業を運営する任意団体として、
楽習フォーラムを立ち上げました。
当時は、一般法人を設立する仕組みはなかったので、
(株)コロネットの中に事業部として
「楽習フォーラム」を設けて、
事務局運営はコロネットが引き受けました。
今なら、自分たちで一般社団法人を立ち上げ
この協会をブランド化する戦略を選択していたかもしれません。
でも、
結果的に公益財団の認定をもらうという仕組みを作ったことが
大きな発展につながりました。