この頃おじさんたちが
元気がないように見えるのは
IT、携帯、英語。
昔は上司が新入社員より
全てにおいて勝っていた。
社会の「い・ろ・は」を
教えてくれたのが先輩や上司。
でも、
今では
「えー?そんなことも知らないんですか?」
とパソコンのレベルを笑われ、
「あー、それ消しちゃったんですか?」
と携帯の使い方を指摘され、
「ハロー」
と言われたら、あわてて電話を
代わってもらうようでは
おじさん形無し。
内田樹さんが
こんな事を言っています。
道を進んでいたら、
前方に扉があった。
そこを通らないと先に進めない。
でも鍵がかかってある。
トントンとノックをしたら、
扉の向こうから
「合言葉は?」と聞かれた。
さて、どうするか?
答えは簡単です。
「知りません。教えてください。」です。
それで、扉は開きます。
(内田樹)
「合言葉」がどこかに落ちていたり、
聞き逃したと思い、
今まで来た道をあわてて戻っても
落ちてもいないし、
売ってもいません。
学びの扉を開く「合言葉」は
「知りません。教えてください。」です。
私たちが
学生の時にはITも携帯もなかった。
だから、
それができないことを
恥ずかしがることもなければ
隠す必要もない。
自分よりできる人がいれば
それが、後輩だろうが
学生だろうが
「知りません。教えてください。」
と言えばいいのです。
胸を張って。
堂々と。
「私はこれはできません。
でも、
これとこれは凄いよ。」
と、言えばいいのです。
できないことを隠したり、
できるふりをしようとするから疲れるのです。
できないことが不便なら
今からすぐに学ぶ。
遅すぎることはありません。
人と比べる必要はありません。
自分が必要と思うものを
楽しく学ぶ。
これが
おじさんたちが自信を持って
進む道です。
やりたいこと
いっぱいあるよ。
さあ、
今日も楽しく生きましょう。