『孫悟空は良いよね。』
「そうね。空を自由に飛べるから。」
『違うよ。
孫悟空は自分の限界を三蔵法師に決めてもらえたんだ。
だから、
自分の限界を考えなくても良かった。
好きなことを好きなだけやっていく環境があった。
だから、
軽々と自分の枠を超えられた。』
孫悟空は暴れん坊。
その暴れることを止めることができたのは
三蔵法師が孫悟空の頭にかぶせた金の輪。
「限界」は
「こんなこと私にはできるはずない。」
と言う自己評価が
自分の枠を決めてしまうことです。
孫悟空はどんだけ好き放題に暴れても
自分で自分の枠を決める必要がないのです。
三蔵法師が「ダメ」と言うまで、
自由に暴れていいのです。
自分の限界を自分で考える必要がなければ
人は(まあ、サルですが)限界を超えることができる。
これが師弟関係の大きな力です。
「ああー、私にはできない。」
と自分の限界を決めることがなければ
大きなパフォーマンスを引き出せるという話だと言うことです。
寓話をいろんな角度から読んでいくと
全く違う解釈が生まれる。
自分の限界を決めているのは、
あなたです。
「好きなようにやってみろ。」
と言われても、すぐに制限をかけてしまう。
そんな時、
「師匠ならどうする?」
と、思える人物がいたら幸せだよね。
さあ、
今日も楽しく生きましょう。