協会ビジネスⓇの始め方(その2)一般社団法人と一般財団法人はどちらが良いですか?

Q:協会の器を作るときには、
一般社団法人と一般財団法人はどちらが良いですか?

 

A:協会を設立する場合は一般社団法人をお勧めします。

 

一般社団法人は
1.発起人にあたる社員は2名以上必要です。

 

社員とは

株式会社では株主にあたります。

協会で一番重要なポジションです。

 

株式会社が

株主総会で、全てが決まるように

 

一般社団法人は

社員総会ですべてが決まります。

 

社員という名称が紛らわしいので、

軽く見がちですが、

最大重要項目と覚えておいてください。

 

株式会社をすでに持っている人は

法人も社員になれるので、

あなた自身と株式会社がお勧めです。

 

2.理事会を作らないなら、一人理事長でOKです。
非営利法人の場合は理事会の設置が必要ですが
初めての人は、一人理事長でスタートしてください。

 

財団法人は理事会の設置が必須なので、

3名以上の理事と評議員、
そして監事1名の最低7名の賛同者が必要です。
この7名を集める事ができなくて、

とん挫している人がたくさんいます。

 

そして、協会が大きくなった時に

役員の人数が多いと、

方向性の違いが出て来て、

もめる原因になります。

 

3.基金・財産がいりません。
一般財団法人はお金を有効利用する法人という定義があるので、
拠出金が300万円必要です。
一般社団法人は、同じ志を持つ人の集まりという定義なので、
拠出金は要りません。

 

この様に、財団法人に比べて社団法人の方が簡単に作れるので、
現在、一般法人の80%以上が一般社団法人です。

一般社団法人は40,000法人。

一般財団法人は6,500法人(2016年10月現在)。

 

逆に簡単に作れるから、
差別化するために、

財団法人を選ぶという選択もあります。
自分の体力に合わせて、

戦略を練って下さい。

 

最後に、もう一度言います。

 

一般社団法人の最終決定権は社員総会にあります。
これは株式会社の株主総会に匹敵する重要な決定機関です。

 

社員総会の過半数を理事長である

あなたが握っていない場合、
上手く協会が動き出した時にトラブルの基になります。

 

是非、社員は

理念を共有した人を入れてください。

  
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