「前田さんの耳は、蓋をする事ができますね。」
『えっ?蓋あるの?』
「聞きたくない話を聞かない構造になっています。」
トマティスと言う器械で耳の特性を測ってもらいました。
「きく」という行為には
「聞く」と「聴く」の二通りがあります。
英語では「hear」と「listen to」で区別しています。
視覚では、
単に「見えている(see)」ということと、
しっかり「見る(look at)」ということです。
人は、見たい物があれば目の焦点を合わせるように、
コミュニケーションをしたいという意欲があれば、
自然に耳を傾け、メッセージを正しくとらえようとします。
私の場合は、
興味のあることしか聴かない耳だと断定されました。
「だから、誰とでも距離を縮めることを怖がらないで
オープンで会えるのです。
嫌ならば、
耳を閉じればいいと思っているからできるんでしょうね。
ひとつの特徴ですから、
それでいいと思いますよ。」
なるほどね。
聴いていないのではありません。
耳に蓋をする構造の耳を持っているだけだから、
気にしないでくださいね。