人に頼るのは、
苦手ですか?
得意ですか?
乙武さんのインタビューです。
5年生で新たに担任になった先生から、
「お前は無理してみんなと
同じことをやらなくていいから、
代わりに他のことで
何ができるかを考えてみろ」
と言われたんですよ。
たとえば、掃除の時間。
それまでは、
短い腕を使って
必死でほうきを使ったり、
ズボンをびしょびしょにしながら
雑巾がけをしていたんです。
でも、先生が
「掃除はやらなくていいから、
ほかのことでクラスに貢献しろ」と。
それで私は掃除の代わりに、
ワープロを使って時間割とか
給食当番表といった教室の掲示物を
作成する担当になったんです。
物理的なことが
ほかの人よりできないのは
この身体だからしょうがない。
その代わり、
ほかの人が苦手だったり、
できなかったりすることを
積極的にやっていけばいいんだと。
そう思えるようになってから、
自分でも驚くほど気持ちが
ラクになったんですよね。
どんなに小さくても
自分がちゃんとできることを見つけて、
そこで貢献していけば
そこまで劣等感に苛まれる必要もないんですよ。
できないぶんは、
代わりのことで役立てばいいんだ。
シンプルじゃんって。
そうですね。
今でこそ、私は、
「丸投げの天才」といわれるのですが、
昔は、
人にものを頼むのは苦手でした。
何か人に頼むと、
「あっ、こんなこともできないの?」
「えー、面倒くさい。」
と言われそうで・・・・・
どう見られるかばかりを
気にしていました。
でも、
やりたい事をやろう。
やりたくない事は、
やりたくないと、
はっきり言おう。
と決め、
自分のできることを
やりたいことを
やりたくないことを
わがままに、
主張し始めました。
そうすると、
向こうが、
選択してくれます。
「あいつは、こういう奴なんだ。」と。
グレーゾーンが
ドンドンなくなり、
好きな人が周りに
たくさん集まり始めました。
さあ、
今日も楽しく生きましょう。