めざすもの

社会に良いことをしながら、儲ける仕組みを作る

大きな変革が起こる時に必要なものは何でしょう?

 

高度成長期に、成功者に求められたものは、

早く、正確に、正解を出す力でした。

「1+1=2」と明確に答えられる問題を解く能力のある人が活躍できました。

 

しかし、

これからの時代は、明治維新に起こったような誰も正解を判断できない時代です。

 

正解があるのか無いのかもわかりません。

正解は自分たちで作り出さなければいけない時代です。 

 

そんな時代に求められる力は何でしょうか?

2002年。

ドラッカーは「ネクストソサエティ」の中で、
NPOが社会の中心になると予言しました。

 

当時、社会性と収益性はビジネスの世界では両立しないと考えられていました。

ましてや、寄付文化やボランタリーの精神が育成されていない日本においては、
経済界のリーダーたちには受け入れられない考えだと思われていました。

 

しかし、
3.11の震災を経験した私たちの意識は大きく変わりました。

 

私は、教育をすべてのビジネスの中に取り入れていくことが、
日本の未来を作ると確信しています。

 

 

「社会に良い事をしないと儲からない世界」がこれからの時代です。

すべての業界で「社会性と収益性」を両立させる仕組みを作り出した組織が
こらからの時代をリードします。

 

その組織は、
日本では一般法人(一般社団、財団法人)が担うようになります。

 

一般法人は、現在3万法人、昨年は新たに9500法人が設立されました。

そして、協会を作り、認定講座を開講し、認定講師を育成して、
全国展開を図る人たちがたくさん生まれました。

 

私が直接、設立にかかわった協会だけでも70団体を超えました。

その中には、会員数が2000名を超えたり、
年商1億円を超える協会も出来てきましたが、
まだ試行錯誤を繰り返している協会が大半です。

 

私は、協会ビジネスが新たな生涯学習の
「教える・学ぶ」仕組みを大きく変えると確信しています。

 

 

新・家元制度を活用して、年商1億円の協会を200団体作りたい。」

それが私の目標です。

 

浦賀にペリーの黒船がやって来て、15年で徳川幕府は崩壊しました。

この大きな時代の変革期に活躍した人材を輩出したのは、
吉田松陰が開いた松下村塾に代表される私塾でした。

 

どうして、松下村塾から高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文が生まれ、
坂本龍馬、西郷隆盛にも大きな影響を与えたのでしょう。

 

大きく時代が変わる時に、活躍する人材を生み出す力は何か?
そのヒントが松下村塾に隠されています。

 

吉田松陰の人材育成には3つの特徴があります。

 

1.対話形式で育てたことです。

一方的に教え込むことをせず、「これについては、どう考えますか?」という質問を多用し、
対話によって、門下生自身が自発的に考えることをサポートしたのです。

 

松陰は次のように言っています。

 

「教授は能(あた)はざるも、君等と共に講究せん。」

(私は、君達に教えることはできないが、君達と一緒に勉強していきたい)

 

先生と生徒ではなく、共に学ぶパートナーとしての関係を大事にしています。
松陰はこの考え方を松下村塾だけでなく、牢獄でも貫き通しました。

 

松蔭はペリーの船で密航しようとしたことで、
長州藩の牢獄に入れられました。

 

同じ牢獄の中にいる無期懲役の囚人と一緒に勉強しているのです。

 

悪いことをする人でもかならず字がうまいとか、
俳句や和歌ができるというような特技があります。

 

松陰は牢獄の入っているすべての囚人の良いところを引出し、
先生にしてしまいました。

 

「この人は字がうまいのでこの人からみんな字を習おう。」
「この人は和歌が得意だから、この人からも教わろう。」

と、武士である松陰自身がまず生徒になったのです。

 

囚人達は喜んで自分の得意なことを教え、
松陰から世の中の動きを教わりました。

 

彼らも「今の日本を何とかしないと大変なことになる」と気づいて、
松陰が死んだ後、長州藩と幕府の戦争には参加しています。

 

松陰の「すべての人は先生」という考えは、見事に囚人を動かしたのです。

 

2.問題を「自分事」として考える講座を実施したことです。

「なぜ清国がアヘン戦争に負けて欧米諸国の植民地になったのか?」
「あなたが奉行なら、ペリーにどのように対応するか?」

吉田松陰はそんな問題を塾生に問題提起して、討論して一緒に考えました。

 

「あなたなら一体どうしますか?」と自分の頭で考え、
行動する事を促したのです。

 

ドラッカーが言う「すでに起こった未来」を体感させることで、
その時代に誰も経験したことがない大きな課題を乗り越えさせる力を養成しました。

 

そして、

「飛耳長目録」と言う新聞を作り、自分の意見を伝えました。
情報は聞く耳を持って、耳を飛ばして聞きなさい。

 

起こったことは実際に自分の目で確かめて視野を、
長くして見なさいと言う意味です。

 

3.仲間の力です。

松陰が松下村塾で教えたのは、わずか3年です。

 

松陰が30歳で処刑された後も、塾生たちの結束力は堅固で、
内閣総理大臣2名、国務大臣7名、大学の創業者2名など
現在の日本に続く数々の功績を数多く残しました。

 

「すべての人が先生」と言う人材育成の方法。

「すべての事を自分事として考え、行動する事」が、
自立した仲間を作り出したのです。

 

これからの15年も、明治維新の時と同じような大きな変革が起こります。

 

 

3年で年商1億円の協会を作り上げる標準化モデルは出来ました。 

パラダイムシフトする時に、

次の時代に活躍できる人材を育成する最高の仕組みを、
140年前に吉田松陰が作り出しました。

協会ビジネスでは次の3点を重視して、展開していきます。

 

1.すべての人が先生

教え合う仕組みが人を育てる事は明白ですが、

そこに誰が参加するかが問題です。

 

この協会ビジネスは、

自分のコンテンツを標準化し、

業界でNO1になると決めた人に来てもらいたいと思います。

 

私が15年間で学び、実践し効果を出した仕組みを基に、

5年間、先行して実践に移してきた協会の理事長達から学ぶものはたくさんあります。

 

そして、

あなたが考え、行動しているあなたの業界での当たり前が、

他の業界では驚きを与えることも事実です。

 

見るべき方向を変えてみると、

全く新しいビジネスチャンスや、

解決方法が現れます。

 

2.自分事として考え、行動する

3年で年商1億円の協会を作り上げる標準化モデルは出来ました。
これはテキストでも、講座でも学ぶ事は出来ます。
でも、あなたの協会にカスタマイズするには、

成功モデルを自分の協会にシミュレーションする時間が必要です。

 

私が作り上げたホビークラフト関連の協会は教材販売と1段階のモデルが成功要因です。

他の成功した協会にはそれぞれの成功ポイントがあります。

 

その成功要因を自分用にカスタマイズし、仲間と一緒にワークしながら、

作り上げる「場」を提供します。

 

同じ方向を向いて、

同じ志を持った理事長達と一緒にワークすることから、

行動計画は生まれてきます。

 

3.新しい時代を作り上げる仲間を得る

パラダイムシフトが起きる時に必要なものは、お金ではありません。
豊かになる、成功すると言う価値観自体がこれからの15年で変わります。

 

明治維新よりも劇的に変化する1000年に1度の変革期に私たちは生きています。

農業革命、産業革命、第3の波、情報革命の真っただ中に私たちは生きてきます。

 

その時に、一番必要なのは、理念を高く掲げ、行動する

能力+人柄のよい仲間です。 

 

仲良しクラブを作るつもりはありません。

切磋琢磨する、教え合う、共感できる「場」を作り出します。

 

今までは、どれだけ効率的にお金を稼ぐことが出来るかが、成功の基準でした。
しかし、

これからの時代は、

どれだけ影響力を与えることが出来るかが、

成功の基準に変わります。

 

お金ではなく、影響を与える力です。

 

 

「新・家元制度を活用して、年商1億円の協会を200団体作りたい。」

それが私の目標です。

 

そうすれば、日本の生涯学習のスタンダードが変わります。
「学ぶ事」が楽しい、「教える事」が楽しい社会を生み出すことが出来ます。

 

30年後の子供たちの笑顔を作り出すのは、教育に携わる私たちの使命です。

 

 

新・家元制度とは

ほとんどの企業が、「集客」と「継続率」の問題に悩みを持っています。
広告で見込み客を増やし、その後、営業活動を通じてお客様になっていただく。
顧客満足度を高める努力をし、リピートしてもらう。
こうやって丁寧に事業基盤をつくっていくのが会社を成長させる確実な方法
であることに間違いはありません。

 

しかし、ある程度成長したあとは、行き詰まりを感じてしまいます。

広告を増やしても、営業活動を増やしても、見えない壁が立ちはだかっている・・・。
業界にあなたの会社しかないのであればいいですが、

成長市場であるほど多くの企業が参入します。

 

その中で「圧倒的な信頼」を得ることは、株式上場でもしない限り難しいでしょう。

多くの中小企業の経営者は、この見えない壁に頭をかかえているのです。

 

この壁を打破する方法があります。

 

教育事業を取り入れることにより、業界NO.1の地位を築き上げることです。

社会的意義のある認定制度を立ち上げて、認定講師を育てることです。

 

あなたの会社が業界の先頭に立ち、商品・サービスの知識を標準化します。

認定制度を立ち上げて、標準化された技能や知識を教える認定講師を育成します。

 

商品・サービスの品質標準化を行うとどうなるでしょうか?
消費者が、氾濫する不確かな情報に惑わされることがなくなります。
情報が不透明なために横行していた悪徳ビジネスがなくなります。
業界全体のクウォリティを急速に上げることができます。

そして、スタンダードを決めるあなたが業界の中心になるのです。

 

これが「新・家元制度」です。

 

「家元制度」は、古くは平安時代から、日本の芸能・芸道を広め、支えてきました。

ご存知のとおり、「家元制度」とは家元が免状を発行することによって、
流儀を統一・保持し、流儀のために資金を再分配するもの。

何百年も続くほど安定的で収益性が高いのが特徴です。

過去の納税番付には家元が何人もランクインしています。

さらに、日本人の文化レベルを引き上げる「社会貢献性」も持っています。

 

その「家元制度」の良さを残しながら進化させたものが「新・家元制度」です。

 

従来の家元制度は、10段階くらいの免許があり、

先生になるためには一番下の階級から一つずつステップアップ

していく必要があります。

 

習ったことを活かして仕事にしたい、先生になって教えたい

と思っても、そうなるまでにはかなりの時間がかかり、

途中であきらめてしまう人も多くなります。

 

これではカリキュラムがなかなか普及しません。
それに対して「新・家元制度」は、階層のない(少ない)認定制度をつくります。

 

短期間で先生を養成し、カリキュラムを急速に普及させます。

 

実際にこの仕組みで押し花は3万人、ビーズは1.5万人の先生が短期間で誕生。

その結果、驚くほど短期間で業界NO.1のポジションを獲得できました。

 

つまり、「新・家元制度」は

 

  • 安定性
  • 収益性
  • 社会貢献性

 

を持ち、一気に業界NO.1になれるモデルなのです。

 

 

顧客獲得コストをゼロ、継続率を100%に近づける

なぜ、「新・家元制度」の仕組みは顧客獲得コストがかからないのか?

それは、生徒をつくるのではなく、先生をつくるからです。

 

カルチャー教室事業や多くの通信教育事業が販売しているのは

「習いましょう」というカリキュラムです。

「生徒」を集め続けることで事業を拡大し、収益を上げています。

こういうビジネスモデルの場合、大々的に広告を打てる大手企業以外は継続して生徒を集めることは困難です。大概の企業が失敗しています。

 

一方、「新・家元制度」の仕組みを使って販売するのは

「先生になりましょう」というカリキュラム。

 

好きなことを学んで先生になりたい、好きなことを仕事にしたいという人のみを募集します。
カリキュラムを修了して先生になった人たちは、自ら活躍する場所を見つけ、

熱心に受講生を集め、指導や商品販売をします。

 

先生一人ひとりが広告拠点となり、販売代理店となってくれるのです。
「新・家元制度」は、先生を育成し、起業支援をすることに力を注ぎます。
ビジネスパートナーである先生が生徒を集めてくれるので、

受講生を募集するコストはかかりません。

 

「継続率」の悩みも、クリアできる仕組みを「新・家元制度」は持っています。
コミュニティが機能して、会員の帰属意識が高まることです。
ただし、注意しなければならないことがあります。

認定講師をつくる6つのステップは、

 

  1. 器をつくる
  2. 冠をつくる
  3. 標準化する
  4. 検証する
  5. 結果を出す
  6. コミュニティをつくる

 

です。これを順番にやっていきます。

多くの人が間違うのが、器と冠をつくったらすぐに「コミュニティ」を作ってしまうこと。
標準化、検証、結果を飛ばしてコミュニティをつくっても、中身のない組織になってしまいます。当然ブランド化もうまくいかず、会員数のみが一人歩きしてしまいます。
会員として得られる特典もなく、会員の帰属意識は生まれません。

 

「新・家元制度」における会員はビジネスパートナーである「先生」です。

先生となることで得られる「6つの報酬」があるからこそ、

コミュニティが機能し、高い継続率を維持できるのです。

 

6つの報酬とは

 

  1. お金
  2. ポジション
  3. やりがい
  4. スキルアップ
  5. 仲間
  6. 人間性

 

 

協会ビジネスは仕組み作り

2008年、公益法人制度が改定され、非営利法人の設立が簡単に出来るようになり、わずか5年で一般社団法人と一般財団法人は24,000社設立され、たくさんの代表理事が生まれました。

 

私と神田昌典さんが主催した新・家元制度の事業構築セミナーには63万円と高額にもかかわらず、210社の応募がありました。

 

「いままでの優良ビジネスが幼稚に思えてしまう。」

「一歩一歩山を登るのではなく、一気に頂上に舞い降りる。」

「世の中を変えることになるビジネスモデル」

と、各方面から賞賛の言葉をもらい、著名な著者達も次々とこのビジネスモデルを取り入れ、協会を設立しました。

 

私は、この5年間、

新・家元制度を導入した協会に繰り返し、繰り返し、理念の大切さを伝えてきました。

 

「なぜ、この講座を開講したいのか?」

 

「この講座を受講した人にどのようなゴールを提供するのか?」

 

「この講座はあなたの業界、社会をどのように変革するのか?」

 

理念を大切に講座を開講してきた協会は確実に認定講師を育成し、社会的な地位も上がってきました。たくさんの認定講師が出版して、理事長よりも有名になる協会も現れました。大学のカリキュラムに採用され、その資格を持っていることが、就職に有利になる協会も現れました。しかし、協会を設立し、1,2回講座を開講しただけで休眠してしまっている協会もたくさんあります。

 

何が原因でしょうか?

講座ビジネスの延長線のまま、協会を設立してしまうからです。

 

「器」である協会を設立して、「冠」を作り上げる。コンテンツをカリキュラム化し、テキストを教科書に「標準化」する。出口戦略をきちんと設定して、「検証」して、「コミュニティー」を作り「結果」を出す。この6つの作業が出来れば、一気に業界のトップに立つことができるのですが、明確なビジョンを持たず、お金を儲けるためだけに協会を設立しても上手く行きません。創業メンバーとなる理事も、カリキュラムを作るいい先生も、理念に共感し、一緒にあなたの講座を広めようとするいい生徒も集まってはきません。 協会ビジネスというのは業界を標準化することです。

 

あなたが業界のトップに立つと言う強い理念と収益モデルを作り上げる能力が必要です。

この事業によって日本の何が変わるのか、何ができるかということを明確にし、協会のビジョンとしてはっきりと掲げられないかぎり、協会ビジネスはうまくいきません。

当たり前のことですが、志の低い組織には志の低い人、儲けたい人しか集まりません。

 

 

理念と収益の2本柱を作る

利益を度外視したボランティア事業としてはじめても絶対に失敗します。

ただのボランティア集団になってしまい、良い事をやっているが、業界も社会への影響も何もない、自己満足の組織になってしまいます。

 

ファーストステージとして、5年間、協会ビジネスの理念の大切さを伝えてきました。

2013年は、いよいよ、セカンドステージに入ります。

 

理念と収益の2本の柱を確立させる。

 

しっかりと利益をとる仕組みを協会の中に作り上げましょう。

講座ビジネスと協会ビジネスの収益モデルは全く違います。

この違いをわからないで、認定講師を育成しても失敗します。

 

協会ビジネスは仕組みつくりです。

 

認定講師が活き活きと活躍できる場を作り出すことが協会の最大の役目です。

あなたの理念を伝える事の出来る認定講師が活躍できる場を創造してください。

あなたの「思い」をあなた以上に伝える事が出来る仲間が日本中に活躍できる場を作り出してください。 そのためにも、あなたが理念を伝え、収益を上げる仕組みを作り出さなければいけません。

 

どんなに素晴らしい理念も継続が出来なければ、絵に描いた餅です。

 

 

講座をビジネスとして捉える

私は講座をビジネスとして経営するには、年商3000万円を目指すべきだと思います。

 

「大欲」を持ち、起業家を目指して下さい。

自分の収入を上げる為だけや、自己満足で講座をするのではなく、講座をビジネスとして継続的に収益を上げ続ける仕組みを作り出して下さい。

週末起業や副業として、講座を開講する人の中から、本格的に講師として、仕事として、社会に影響を与える認定講師を輩出して下さい。

「教える事」を仕事として、「学ぶ事」の楽しさを伝えていきましょう。

 

そして、講座をビジネスとして成功させた後で、協会を設立して下さい。

あなたの理念を世の中に広めるために年商1億円のビジネスを作り出してください。

あなたの「思い」を形にし、業界を変える、社会に影響を与える仕事を作り出すために、認定講師を輩出して下さい。

認定講師をあなたのビジネスパートナーとして、やりがいのある仕事を作り出して下さい。

 

「教える事」を仕事にする認定講師を10万人作る。

そうすれば、日本は変わります。

元気になります。

私たち「教える事」を仕事にする人たちが笑顔で、

楽しい仕事をすることが日本の未来を元気にする事だと確信しています。

  
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