「しあわせは、いつも自分の心が決める。」
先日、高野山のお坊さんと話をしました。
「高野山の宿坊は、増築を重ねているので、
廊下で無理やり繋いでいます。
その為に、段差がたくさんあり、
躓(つまず)く人がたくさんいます。
昔は、宿坊で躓いた人は、
『あー、ここで躓いて良かった。
大きなケガをしなくて良かった。
弘法さんが、気付かせてくれた。』
と感謝してくれました。
しかし、
最近のお客さんの中には
『なんで、バリヤフリーにしないんや。
訴えるぞ。』と言う人がたまにいます。
そんな人に限って、
『ご利益呉れ、ご利益呉れ!』
と、幸せを求めるんですね。」
躓いて、小さなけがで良かった。
これから気を付けようと思う人。
なんでこんなところに段差があるんだ。
と、大きな声で怒鳴る人。
躓いたことは同じです。
でも、
それをどのように受け取るかで、
運の良さは変わります。
しあわせは、
いつも自分の心が決める。
さあ、
今日も楽しく生きましょう。