学生時代、
優秀だったのに社会人になって成果を上げられない。
どうしてだと思いますか?
学生時代の学びと社会人の学びは本質的に違います。
違いは3つあります。
1.目的
学生の仕事は「学ぶ」事です。
学ばない生徒は落第して、
学生をやめるしかありません。
社会人にとって、学ぶことは目的ではなく
「稼ぐ」「自己実現」のための手段です。
学びによって得られた「知識」「スキル」を
仕事に役立てることが目的です。
だから、
「なぜ学ぶのか?」
「その学びが、何の役に立つのか?」を
自分で考え、選択しない人は
学んでも何の成果も得られません。
会社から言われたから嫌々研修を受けても
時間の無駄です。
「学びは、学ぼうとしない限り学べません。」
2.管理
学生時代は学ぶカリキュラムは学校が提供してくれました。
与えられた中から選ぶ。
これは楽ですね。
社会人になると、仕事の合間に
目標を自分で設定して
時間を作りださなければいけません。
「今日は、残業だからできない。」
「飲み会に誘われたから、休もう。」
「こっぴどく怒られたから、立ち直れない。」
誘惑やストレスがたくさん襲ってきて
継続しないのです。
時間の管理と
メンタルの管理ができない人は
脱落して行きます。
3.評価
学生時代は中間テスト、期末テストと決まった時期に
評価をしてもらう仕組みに組み込まれていました。
でも、
社会人の評価は仕事の成果です。
今、
学んでいることがいつ仕事の成果につながるかは
分かりません。
学生の時は試験が嫌だったのですが、
学ぶためには、理想的な環境だったのです。
社会人になれば、
アウトプットも自分でコントロールしなければいけません。
この3つの理由で、
社会人になると学ばなくなるのです。