どうして、欧米の企業家は寄付をするのでしょうか。
勿論、この目的でお金を使い、
世の中のためになると言う大きな目的はあるのでしょうが
お金持ちになる秘訣はこの寄付行為にあります。
寄付行為が良いからと言って、
お金を寄付すると、
すぐに何かが戻ってくるわけではありません。
「ある」ことに気付くと人は喜びを感じ、
「ない」ことに意識が向くと怖れを感じます。
貧乏になる=お金を失う
お金持ちである=お金がある
お金を寄付すると言う事は、
今自分が寄付するお金を
持っていると言う事に気付くことです。
お金をいくら持っていても、
お金が無くなることが
怖い人は寄付はできません。
それはお金の金額が多いか少ないかではなく、
自分が人に与える事ができる
お金を持っているかどうかの認識の違いです。
1億円持っていても、
人に与えるお金を持っていない人は
お金が無くなる事を恐れています。
1万円しか持っていなくても、
人に与える余裕を持っている人は
お金を持っている=お金があると言う事に意識が向いている人です。
「ある」ことに意識が向いている人は
豊かで、幸せです。
いくらお金を持っていても「ない」=お金が減っていく事に恐れを感じている人は
不安です。
そして、
何をやっても、何を得ても不満です。
高額宝くじに当たった人の80%が不幸になると言うのは
器ができていないのに、
器に入りきれないお金を得てしまったので
お金を失う恐怖に心が潰れてしまうからです。
お金は貯めるモノではなく、
使うものです。
お金を貯めて、人に尊敬されたり
歴史に名を残した人はいません。
全て、お金を使った人です。
それも何かをなすためにお金を使った人が
記憶にも記録にも残るのです。
お金の使い方を学ぶ一番の方法は寄付です。
お金を寄付する時には
たとえ、10円でもOK。
「この10円で○○さんが幸せになりますように。」
とお金を寄付できる自分に感謝して下さい。
間違っても、
「ああー、もったいない。これがあれば、ハンバーガー変えるのに。
みんながするから、仕方ない。」と言う気持ちでは
寄付はしないでください。
失う事に意識が向くだけで、同じ金額を寄付しても
効果は全く違います。
お金持ちになりたいなら、
寄付を感謝の気持ちを込めてすること。
これが秘訣です。