「教科書を作る」 協会ビジネス

こんにちは、協会ビジネス推進機構の前田出です。

 

自分が教えていたコンテンツを

誰でも教えることができるように

カリキュラムに変える事が
認定講座の重要なポイントです。

 

ところが、

私たちはビーズのスキルに関しては全くの素人です。

 

そこで、
ビーズ雑誌、専門誌を見てカリスマと言われる講師たちに連絡を取り、
「テクニックの数はどれくらいあるのか?」
「それを教えるレシピ図はどのように作っているのか?」
「教え方のマニュアルはあるのか?」

などヒヤリングしながら、
カリキュラム作成に協力してもらえる先生を探しました。

 

テクニックを教え、素敵な作品が作れるレシピ図を書ける
カリスマ的な講師はたくさんいました。
しかし、
当時のビーズ業界には、テクニックを分析し、誰でも一定レベルまで
「教えられるようになる」テキストがなかったのです。

 

そこで、
作業分析という手法を使い、
「教える」基準づくりから始めました。

 

ビーズ専門誌から作品をピックアップして、
スキルを分類し、カテゴライズしてみると、
64のテクニックをマスターすれば、
ほとんどの作品を作り出せることがわかりました。

 

課題作品を作っていくことで、
すべてのテクニックがマスターできるカリキュラムにする方針に決定。
デザインについては、8人のカリスマ講師に依頼して
カリキュラム編成委員会を設け、
それぞれの講師が得意とする分野でデザインを担当してもらいました。

 

こうして、14の課題作品を作れば、
誰でも64のテクニックを習得できるカリキュラムが完成しました。

 

一番目のテクニックは、
ビーズにテグスを通す。

 

2番目のテクニックは、
テグスが抜けないように結ぶ。

 

専門家になればなるほど、
初めて作る人の間違いやすいところを忘れてしまいます。

 

小学生でもそのテキストを見たら作れるように
標準化する事が教科書になる基本です。

 

次に、大切なことが、

合格基準を作ることでした。

 

協会ビジネスは「認定講師が認定講師を作る」仕組みですから、
認定講師が合格を出す基準を明確にしなければいけません。

 

8人のカリキュラム作成委員の頭の中にある基準を言語化して、
チェックシートに落とし込み、
認定講師が的確に合否を判断できるような基準を設けました。
シートに基づき、○△×をつけることで、
受講生が、どのテクニックを間違っているのかを
一目でわかるようにしました。

 

この仕組みを構築しておかないと
全部、本部がチェックすることになり
認定講師が自主独立しません。

 

認定の仕組みとテキストを準備して、
文部科学省許可(財)日本余暇文化振興会に監修・認定の申請をし、
晴れて審査に合格することができたのです。
提案から半年が経っていました。

  
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