「コツ」や「ツボ」
経験だけが豊かな人がたくさんいます。
経歴を聞くと実に多彩。
しかし、「見識」を感じられない。
それは、一つの仕事をした時に反省をしないからです。
一つの仕事を「経験」をした時に、
その「経験」からどのようなスキルを掴んだか、
そうした問題意識を持って、
徹底的に「反省」しないからです。
「反省」を通じて、
「経験」を「体験」にまで高めていないからです。
では、「反省」をすればいいのか?
「反省」には、高度な「技術」が必要です。
「技術」を身に付けていないと、
「反省」が単なる
「後悔」や[懺悔]になってしまいます。
「反省」の技術の要諦は「着眼」。
経験の中から、何に注目するか、
何を問題とするか。
その「着眼」が、
「見識」であり「智恵」です。
「コツ」や「ツボ」と呼ばれるものです。
経験を追体験して、
「コツ」や「ツボ」を言語化する。
その時に一番大切なものが、
その「経験」から、どの「問題」に着目するか、
その「着眼」の智恵なのです。
(田坂広志)
「コツ」や「ツボ」をすっと会得する人もいれば、
何回やっても、上滑りの人がいる。
それは、「問題」のどこに「着眼」しているのか?
何が「問題」なのかも理解していない人が多いからね。
下手な「反省」は、
潜在意識に「できない理由」を叩き込むだけ。
上手に「反省」できる人になりましょう。
あー、
ちなみに、
私は、「反省」しません。
失敗も成功も過去のこと。
しっかりと、潜在意識に入っています。
今日の課題は
今日の知恵で解決します。
さあ、
今日も楽しく、
行きましょう。