「うちの家はみんなが悪い」
きょう私が学校から帰ると、お母さんが
「お兄ちゃんの机を拭いていて
金魚鉢を落として割ってしまった。
もっと気をつければよかったのに、
お母さんが悪かった」
と言いました。
するとお兄ちゃんは
「僕が端っこに置いておいたから、
僕が悪かった」
って、言いました。
でも私は思い出しました。
きのうお兄ちゃんが端っこに置いたとき私は
「危ないな」と思ったのに
それを言わなかったから、
「私が悪かった」
と言いました。
夜、帰ってきてそれを聴いたお父さんは
「いや、お父さんが金魚鉢を買うとき、
丸い方でなく四角い方にすればよかったなぁ。
お父さんが悪かった」
と言いました。
そしてみんなが笑いました。
うちはいつもこうなんです。
うちの家はいつもみんなが悪いのです。
(高木善之 ネットワーク地球村)
あなたの家庭では如何ですか?
こんな親に育てられたら、
きっと素晴らしい大人になります。
そして、
家の中はいつも笑顔と笑い声。
「何してんの!」
「ちゃんと置いてないのが、悪いんや。」
人のせいにするのは、簡単です。
人を責めるのも簡単です。
でも、
そこから生まれるものは、
「怒り」と「後悔」。
出来事は同じです。
金魚鉢が割れた。
その出来事にどのように対応するかで、
人はいくらでも幸せになれます。
さあ、
今日も楽しく生きましょう。